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執筆者の写真楠康成

SHARKSからシーズンに向けた”お願い”

こんにちは。AMIAC SHARKS楠康成です。

いよいよSHARKS日本グランプリシリーズ編が始まります。

今回はオセアニア遠征の報告とシーズンが始まるにあたっての皆さんへのお願いです。


 シーズインのSHARKSの調子は? 


4月の金栗記念に先駆けて、3月にオセアニア遠征を行いました。


 3月2日 キャンベラトラッククラシック (オーストラリア) 

3000m障害  

楠康成  8分51秒17  第5位

1500m 

グエムアブラハム  3分42秒04  第4位 

飯島陸斗  3分44秒25  第7位


 3月10日 サー・グレアム・ダグラス・インターナショナル(ニュージーランド) 

1500m

グエムアブラハム  3分38秒83 第2位 大会新記録 

楠康成  3分45秒72  第8位


 3月21~22日 アフリカ選手権 アクラ2023 ガーナ 

1500m

グエムアブラハム  3分41秒07  第5位


アブラハムがセカンドベスト、そしてアフリカ選手権初入賞ということで、初戦から好調をアピールしてくれました。3連戦&移動など過密スケジュールの中よくやってくれました。


毎年スロースタートになってしまうSHARKSとして改善に取り組んできましたが、まだ改革と言えるまでにはいきませんでしたが成長のきっかけになる多くの気づきを得ることができた遠征となりました。ご声援ありがとうございました。



アブラハムと仲間たちinアフリカ選手権



 4月からは日本でのシーズンが開幕! 


いよいよ始まる日本でのシーズン!

アブラハムと飯島は早速金栗記念の男子1500mからシーズンが始まります。


飯島はどこまで状態をあげてこれているか、アブは連戦の疲れが残る中、ベースとなっている実力が試されるレースになります。


楠は少し遅く織田記念からスタート。広島ではSHARKS3人が揃うレースとなります。


みなさんぜひ現地やライブストリーミングなどで

今季モデルのSHARKS応援Tシャツを着てレースへご声援をお願いします!!


 世界大会への大きな壁 


本格的に始まった世界大会選考基準にもなっている「ワールドランキング制度」


そのためここ近年は参加資格を1発で獲得することのできる参加標準記録がグッと引き上がり始めました。1500mに至っては2015年の世界陸上時は3分36秒20だったものがパリ五輪では3分33秒50と上昇し、世界大会入賞レベルの選手のみがこれを突破しているというのが現状、陸上競技では本当に大きな秒数で、これによってさらにこのランキング制度の活用が世界的に活発になってきました。


陸上界にとって盛り上がりになっている反面それにより高くなってしまった壁があります。


 資金の壁 


SHARKSにとってもとても厳しいのが現状です。


 ワールドランキングをあげるために 


このワールドランキングを上げていくために世界陸連が定めるポイント制度に基づいた各選手の記録や順位によって1レースごとのパフォーマンススコアが獲得できます。


各選手は選考期間内約1年間の自己の上から5本目までレースのパフォーマンススコアの平均で世界ランキングが決まります。(3障は3本)


各種目に設定されたターゲットナンバー(ランキングの順位)に入ることで参加資格を得ることができます。(その後の選考は各国の選考基準によって決まる)



このパフォーマンススコアの鍵となる「順位」この価値が決まるのが大会ごとに定められている「大会カテゴリー」要はでかい試合か、否かというもの。

同じタイムでもこのデカさがスコアにとって大きな鍵です。

日本ではセイコーGGPが最高のAカテゴリー、日本選手権でもBカテゴリー上記でも書いた通り1500mでは5本のレースでいいパフォーマンスをしなければならないので最低5本のでかい試合に出場しなければなりません。

もちろん日本にも設けられていますが本数が足りず、

各選手は海外でのレースに出場することは必須になってきた。というわけです。




 アブラハムが通る道 


海外レースに出場していくには大きな経費が必要になります。


SHARKSはこれまで国内のレース年間1回の海外遠征を多くの企業や支援者に支えられて活動してきました。


しかしこの制度が加速する中、うちのチームには特に苦戦を強いられるであろう男が1人います。


アブラハム、発展途上国である南スーダンの代表候補です。


なぜなら、南スーダンは「国内最高峰の大会が無い」


要は日本選手権がないんです。


普通であればランキングを上げるために大きな1本になる、いや、むしろ皆平等に与えられるいる「はず」のナショナルチャンピオンシップがありません。


これはとても痛い。日本選手権レベルのレースを求めてどこかにレースを求めて渡航していかなければなりません。


アブラハム自身、五輪出場を信じてこれまで高いポイントを着実に獲得してくれています。しかしこれ以上にランキングを上げるためには彼自身のレースが無い5月6月の海外遠征がとても重要です。


もちろんその先の五輪出場時は、世界陸上のとき同様、南スーダン陸連の出場経費をSHARKSがサポートする形になります。(パリ行きのチケット代、宿泊費は凄まじかったです涙)

ベストなパフォーマンスをするためのサポートを考えるとこれまでの倍以上の経費が想定されます。


僕自身チームを運営する身として、大会の規模が上がっても十分なサポート体制で迎えたい。しっかりとこれらの挑戦をチームとして派遣していく予定です。



世界陸上予選、アブラハムにとって貴重な経験となった



 みんなで達成しましょう! 


前置きが長くなりましたが、アブラハム、もちろんSHARKS全員が例外では無いこの問題。

これまでもたくさん支援によって背中を押していただきましたが、今年もお願いすることになってしまいました。


これから想定される5月6月に予定されるアブラハムの海外転戦レース出場、世界大会派遣における全てのサポートに関わる事業への皆様からのご支援をお願いしたいです。


目標金額は各遠征100万円の合計200万円。


とても大きな金額です。


例年も皆さんからの支援をいただき、これまでに2大会の世界大会への出場と、その遠征時に並行して行った2度の南スーダン支援を達成することができました。

我々は本当にこのサポートに愛を感じ、本当に支えられている心強さを武器に活動できています。


ぜひSHARKSが世界で輝くための一歩をご支援よろしくお願いいたします。




 最後に 


プロジェクトのお願いにあたり長文を読んでいただきありがとうございました!

SHARKS発足して5シーズン目、阿見アスリートクラブは25周年を迎えて、本当に皆様に支えられているチームだなと感じる日々を送っています。


ここまで来れたのも、これから先どこまで行けるかも、皆様の協力なしでは実現不可能だと思います。


まだまだ力のないリーダーな僕ですが、全力を尽くし続けることで少しずつ恩返しをしていきたいと思っています。

ぜひみなさんからの温かい支援をお待ちしております。


SHARKS 代表 楠康成



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